2)先制診断に必要な診断薬開発


先制医療(Preemptive medicine)とは、発症前に高い精度で発症予測(Predictive diagnosis)あるいは正確な発症前診断(Precise medicine)を行い、病気の症状や重大な組織の障害が起こる前の適切な時期に治療(介入)を実施して発症防止あるいは遅延させる新しい概念である(発症前治療)。我々の研究室では、暦年的に採取された血清および問診票データのデータベース作成を共同研究機関(RECHS)と協業して行っています。これらの作成されたデータベースおよび血清サンプルを解析することで、疾患発症前に我々の体におこる変化を検出し、先制医療を可能とする診断薬の開発を目指しています。